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東南アジア周遊はeSIM 1枚?それとも国ごとにeSIM?

2026年11月5日更新 · Mustapha Hamadi

東南アジアの2か国以上を回り、各国の滞在が短いなら、周遊(複数国対応)eSIMがいちばん手軽です。プロファイルは1つで、国境を越えても同じものを使い続けられます。旅の大半を1か国で過ごす場合や、データをたくさん使う場合は、国ごとの現地eSIMのほうが合うことが多く、スマホには複数のeSIMプロファイルを入れておいて切り替えられます。

結論:4つの判断基準

誰にでも当てはまる正解はありません。ルート、各国の滞在日数、データ使用量、そして設定の操作をどこまで許容できるかで決まります。

基準周遊eSIM(複数国)国別eSIM
ルート複数国、順番が変わる可能性あり1〜2か国、日程が決まっている
各国の滞在各国に数日ずつ1か国に1週間以上
データ量日常的な利用(地図、メッセージ、予約)1か国で大量に使う
手軽さインストール・管理するのは1つだけ国ごとにプロファイル、国境ごとに切り替え
陸路の国境同じプロファイルが越えた先でも使える次の国のプロファイルをオンにする

周遊プランを買う前に、プランページで対象国の一覧を必ず確認してください。「アジア」周遊プランでも、ルート上の7か国すべてが含まれるとは限りません。

ルート例

  • バンコク → チェンマイ → ルアンパバーン → ハノイ:ラオスへ陸路か川で入る区間を含む3か国ルートです。周遊eSIMなら、ラオス到着時とベトナム到着時に新しいプロファイルを設定する必要がありません。
  • シンガポール → クアラルンプール → ペナン → ランカウイ:2か国ですが、ほとんどがマレーシアです。シンガポールが短い乗り継ぎでWi-Fiで済むならマレーシアのeSIMだけで十分。そうでなければ両国対応の周遊プランを。
  • ホーチミン → プノンペン → シェムリアップ → バンコク:バスで回る定番ルートです。短期間で3か国なら、周遊プランの典型的なケースです。
  • バリ島とロンボク島に3週間、その後シンガポールに4日:旅の大半はインドネシアのeSIM、シンガポールは小さめのeSIM(プロファイルを1つにしたいなら周遊プラン)で。

1台のスマホに複数のeSIM

国別eSIMを選んでも、SIMカードを差し替える必要はありません。Appleによると、iPhoneは8つ以上のeSIMを管理でき、iPhone 13以降のモデルでは2つのeSIMを同時に有効にできます。ただし、モバイルデータ通信に使えるのは一度に1回線だけです。

Androidについては、Google Pixelのヘルプで、2つのSIMを同時に有効にできると案内されています(端末と通信事業者により、eSIM 2つ、またはeSIM 1つと物理SIM 1つ。eSIM 2つにはPixel 7以降が必要)。モバイルデータのデフォルトにできるSIMは1つだけです。ほかのメーカーはメニューが異なるので、各メーカーのヘルプを確認してください。

実際には、出発前にWi-Fi環境で各国のeSIMをインストールし、普段のSIMは通話・SMS用に残し、旅行用eSIMはその国に入ったときにオンにすればOKです。あとで入れ直すつもりでインストール済みのeSIMを削除しないでください。削除したプロファイルは再インストールできません。

回線の切り替え方

  1. iPhone:設定 > モバイル通信を開き、到着した国のeSIM回線をタップして「この回線をオンにする」をオンにします。
  2. 同じ回線で「データローミング」をオンにします。
  3. 設定 > モバイル通信 > モバイルデータ通信で、その回線をデータ用に選びます。
  4. 出国した国のeSIM回線は不要ならオフにし、普段のSIMはデータ通信またはローミングをオフにして、通信事業者からの料金を防ぎます。
  5. Android(Pixel):設定 > ネットワークとインターネット > SIM で、モバイルデータに使うSIMを選びます。SIMを一時的に止めるには「SIMを使用」をオフにします。

出発前、スマホで設定できるなら各回線の名前を国名(「ベトナム」「ラオス」など)に変えておきましょう。10時間のバス移動で疲れていても、国境でどの回線をオンにすればいいかすぐにわかります。

陸路の国境越え:周遊プランの強み

東南アジアでは、バスや鉄道、船で国境を越えることがよくあります。周遊プランなら、プランページに記載された国であれば、同じプロファイルが国境の向こうでもそのまま使えます。再インストールは不要で、スマホが新しい国のネットワークにつながるまで少し待つだけです。ただし、へき地の国境エリアの電波はどのプランでも保証されません。

国別eSIMの場合は、国境で上記の切り替えを行います。数分間データが使えない場合に備えて、目的地のオフライン地図をダウンロードし、予約内容はスクリーンショットで保存しておきましょう。

よくある質問

周遊eSIMは東南アジアの7か国すべてで使えますか?

プランによります。周遊プランごとに対象国の一覧があるので、購入前にタイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、マレーシア、シンガポール、インドネシア(またはルート上の国)が含まれているか確認してください。

iPhoneにはeSIMをいくつ入れられますか?

Appleによると、iPhoneは8つ以上のeSIMを管理できます。iPhone 13以降では2つを同時に有効にできますが、モバイルデータ通信に使う回線は一度に1つです。

周遊プランでも国境ごとに新しいeSIMが必要ですか?

いいえ。周遊プランは、1つのプロファイルで対象国すべてをカバーするのが前提です。出発前に一度インストールすれば、国が変わってもそのまま使えます。

周遊プランと現地eSIMを組み合わせられますか?

はい。たとえば一番長く滞在する国は現地eSIM、短く立ち寄る国は周遊プランにして、設定でデータ通信に使う回線を選べます。

いつもの電話番号はそのまま使えますか?

はい。当店のeSIMは現地番号のないデータ専用プランです。普段のSIMは通話・SMSの受信用にオンのままにできます。通信事業者からの料金を防ぐため、そのSIMのデータ通信やローミングはオフにしてください。

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